「なっ!? 何であたしの名前知ってるんですかっ!?」

「・・・教えてほしい?」

そう言うと男は、不敵な笑みを浮かべた。
な、何なのよこの人ぉ!

「お、教えて下さい」

あたしが言うと、男はクスッと笑った。
眼鏡のレンズが冷たく光る。

「後悔、すんなよ・・・?」

グッ
男はあたしの制服の襟を掴んで、自分の方へと引き寄せた。