「…んー……」 やばい!? 男が目を覚ました。 やばい、起こしてしまった!? あたしは軽く冷や汗をかきながら、もう一度寝てくださいと心の中で祈りながら男に布団をかけ直した。 パサッ 「………ん」 …間違えた。 布団をかけた次の瞬間、あたしの隣で寝ている男は、パッチリと目を開けた。 眼鏡のレンズ越しに、あたしは男とバッチリ目が合う。 ど、どうすればいい、あたし!?