「す、すいません…つい」
あたしも冷静になって、軽く頭を下げた。
隼人は隣でまだ機嫌が悪そうな顔をしている。

「ホラ、隼人も早く寝なよ? 明日テストなんだから」

「…るせーよ」
隼人はあたしをじっと見ると少し間を空けてめんどくさそうにそう言った。
もう…隼人っていっつもめんどくさそうで、話しかけてるこっちが気分悪いっての!

「じゃ舞香ちゃん、行こっか」

「は、はい」
あたしは優人さんに背中を押され、再び優人さんの部屋へ入った。