退屈なホームルームが終わり、奏のとこに行こうと思ったときだった。

「おい、楠少しおいで。」

え、なに!?先生に呼ばれたんですけど。

てか、口悪っ。おいってなに…!

「なんですかー?」

「楠、おまえ今日の小テスト取れなかったら補修にするからな。」

「え、、?」

「いや、当たり前だろ。前回半分も取れてなかっただろ?」

「はい…。」

これじゃ私しゅんってしちゃうよ…

「音那なに?テストやばいの?」

「奏!」

救世主きたぁー!!

「奏、あのね。先生が…」

「はぁー、また?懲りないね?」

奏さん圧強いです…

「先生。俺がなんとかしますんで、補修だけは勘弁してあげてください」

あ、尊い、イケメンいた。

「ほんとか!?じゃあテスト期待しておくよ!」

「はい、お願いします。」

奏さん…!

「補修なし!?嬉しいなぁ。さすが奏!」

「は?」

え、何その馬鹿なの?って顔は。

「いや、、、。点数よかったらだろ?」

「え、」

「俺が教えてやるからはい。勉強。」

「ヤダヤダヤダ。勉強無理!てかもう間に合わないよ!?」

「大丈夫!幸い5時間目がテストだから大丈夫だよ?」

あ、もう無理だ。奏から黒いオーラを感じる。