「はい。僕たちのことについてですよね。……それでは行きましょう」

青い髪の男性がそう言い、何かを呟く。すると辺りが輝き始め、ふわりと蘭たちは宙に浮くような感覚を覚えた。

「ッ!」

蘭の腰に腕が回される。星夜がどこか必死な表情で蘭を見つめていた。

そして、目の前が真っ暗に染まる。