今回はグアムに飛んだのだという。
ハワイと同じ南国ということで、なんとなく近しさを感じる場所だ。
「ありがとう。そうだ、お土産もあるんだ。明日あたり届くと思う」
「ほんと! 嬉しい!」
しかもお土産なんて言ってくれるので、果歩の心は、ぱっと持ち上がる。
仕事で行ったというのに、翔はちょくちょくお土産を買ってきてくれる。
美味しいお菓子や食べ物だったり、ちょっとした雑貨や日用品だったりするが、どれも違う国の空気を持っているもので果歩はなにをもらっても、新鮮に思うし、嬉しくなるのだった。
「美味そうな匂いだ。シチューかな?」
航を抱いたままの翔と、三人でリビングへ戻る。
翔は期待したように言うので、果歩はくすっと笑ってしまった。
「うん。今夜は冷えるし、翔さんは日本式のお料理がいいかなと思って」
日本で食べる、ごく一般的なシチュー。
普通の家庭料理であるが、翔は帰国したばかりなのだ。
そういった『日常のご飯』がいいかなと思ったのだ。
「ああ、そうだな。うん、それに果歩のご飯が好きだから」
にこっと笑ってそんなふうに言ってくれる翔は、心からそう思ってくれているのが明らかで、こんな些細な言葉だというのに果歩を幸せな気持ちにしてくる。
ハワイと同じ南国ということで、なんとなく近しさを感じる場所だ。
「ありがとう。そうだ、お土産もあるんだ。明日あたり届くと思う」
「ほんと! 嬉しい!」
しかもお土産なんて言ってくれるので、果歩の心は、ぱっと持ち上がる。
仕事で行ったというのに、翔はちょくちょくお土産を買ってきてくれる。
美味しいお菓子や食べ物だったり、ちょっとした雑貨や日用品だったりするが、どれも違う国の空気を持っているもので果歩はなにをもらっても、新鮮に思うし、嬉しくなるのだった。
「美味そうな匂いだ。シチューかな?」
航を抱いたままの翔と、三人でリビングへ戻る。
翔は期待したように言うので、果歩はくすっと笑ってしまった。
「うん。今夜は冷えるし、翔さんは日本式のお料理がいいかなと思って」
日本で食べる、ごく一般的なシチュー。
普通の家庭料理であるが、翔は帰国したばかりなのだ。
そういった『日常のご飯』がいいかなと思ったのだ。
「ああ、そうだな。うん、それに果歩のご飯が好きだから」
にこっと笑ってそんなふうに言ってくれる翔は、心からそう思ってくれているのが明らかで、こんな些細な言葉だというのに果歩を幸せな気持ちにしてくる。