シュリ王子は連れ帰りたい




直径3メートルほどの、丸いお部屋。


壁中に、パソコン画面みたいなものが

取り付けられていて


真ん中にデデーンと

大きなソファが置いてある。




「いつの間に私達……UFOの中に?」



「もう、理亜。
 UFOじゃなくて、アヤセって呼んで」



「……はい」



「今のは瞬間移動だよ。 
 人間だって、それくらいできるでしょ?」



イヤイヤイヤ……

「私たちは、そんなことできないから」



「そうなの?」



驚いたのは、こっちだよ。


宇宙人が魔法を使えるなんて、知らなかったし。