シュリ王子は連れ帰りたい




シュリ君の腕に、強くホールドされ

お姫様抱っこ状態から

逃げられそうもない。



とりあえず話を変えよう。


このドキドキを鎮めないと

命取りになりそうだし。




あの……シュリ君……

「地球を破壊する件は、どうなったの?」



「何? 
 理亜は俺に溺愛されるより
 ゾンビに追いかけられたいの?」


えっと……


私からの質問の答えに

なってないんですけど!



『ゾンビには、追いかけられたくないです』



そう伝えたくて

首をブンブン振ってみたのに



「そっか、そっか。
 理亜は俺に溺愛されたいのかぁ~」


満面の笑みで、頷きだしたシュリ君。



「安心して。
 俺と離れたくなくなるくらい
 理亜のこと、愛し尽くしてあげるからね」



ニコニコ笑顔で

極甘な言葉を、ささやきまくってくる。




私って、宇宙人の王子様に

気に入られたのかな?



イヤイヤ、そんなはずないよね?


さっきまで、殺されそうだったし。



シュリ君の態度の反転ぐあい。

理解できないんですけど。