シュリ王子は連れ帰りたい



現状確認のため

私は自分の頭を触りまくる。



私の脳みそ

ちゃんと頭の中に納まってるよね?



額に穴なんて開いてないし

激痛にも襲われてない。



ひねった足と

血が滲んでいる太ももが痛むのは

相変わらずだけど……




私、生きてる??


頭を撃ち抜かれてない!!





下げていた視線を、急いで上げる。



私の前にしゃがみこんでいるシュリ君は

私の肩の上に、腕を伸ばしたまま

「ふ~」

安堵のため息をついた。




「えっと……
 今の銃声は……?」



「ああ~
 理亜の後ろから走ってきたゾンビを
 倒しただけ」



「……ゾンビ?」



「遠距離モードで撃ったら
 すごい音でビビったよ。 
 耳が痛すぎ~」