シュリ王子は連れ帰りたい


浅はかだったと思うよ。


銃は1個だけ。


私一人が持っていても

この広い地球のゾンビ全部は倒せない。


それなのに、シュリ君の銃を奪うなんて。



でも、すごく勇気を出して行動したの。


銃を奪って

ただで済まないのはわかっていたし。



ゾンビを踏みつけて逃げるのだって

怖くてたまらなかった。




私と目線を合わせるように

しゃがみこんだシュリ君。



今度は私の額に、銃口を押し当ててきた。




もうダメだ。


シュリ君の指が

銃の引き金を、引こうとしている。