シュリ王子は連れ帰りたい




死の恐怖が、涙としてこぼれてしまう。


私の頭に突き付けられた銃を、チラッ。


いつ、頭を撃ち抜かれるかわからない!


恐ろしすぎ!


処刑台に上り、執行を待つ人の恐怖が

初めてわかったよ。



大粒の涙を手で拭った私は

とぎれとぎれの言葉を吐きだした。



「シュリ君を…殺そうなんて…
 してないよ……」


「じゃあなんで、俺から銃を奪ったの?」


「思った…から……」


「何を?」



「この銃があれば…
 ゾンビを倒せると…思ったから……

 地球上から…
 ゾンビが…いなくなれば……

 シュリ君の星に…私達地球人が…
 住む必要も…なくなるし……」