シュリ王子は連れ帰りたい




道路にうずくまる私の前で

足を止めたシュリ君。


「ねぇ、理亜。
 俺の銃を奪って
 何をしようと思ったの?」


不気味なピエロみたいな

半笑いを浮かべている。



「それは……」



「まさかこの銃で
 俺を殺す気だった?」



殺人鬼並みに

鋭い目を光らせたシュリ君は

私の頭に、銃口を突き付けてきた。



「俺ね、やっぱり人間は
 信用できないなぁ。

 だからね、人間は一人残らず
 抹殺してあげるよ。

 理亜を
 この世から消し去った後にね」



ひぃえぇぇぇ。

シュリ君の目が、マジだぁぁぁぁ!!



ゾンビからは逃げきれたけど

まさか地球を破壊しに来た宇宙人に

殺されちゃうなんて。





怖いけど伝えよう。

後悔したまま、死にたくないし。


シュリ君に。自分の想いを。