シュリ王子は連れ帰りたい




私は逃げるのを諦めた。



足を止め、塀に背中を預ける。



そんな私に気づいたゾンビたち。



走るのをやめ

ジリジリと私に詰め寄ってきたと思ったら


半円を描くように私を囲み


一斉に、飛び掛かってきた。



あまりの恐怖に、私は瞳をギュッと閉じる。



痛いのは一瞬だけ。


肉を引きちぎられたら、もう痛みは感じないはず。



ゾンビさん達、お願い。


どうせやるなら、瞬殺で

コロッと逝かせてください!!