シュリ王子は連れ帰りたい




満足そうに機嫌を取り戻した

シュリ君はというと……



「みんな、ご苦労様。

 忙しいのに
 俺なんかのために呼び出してゴメンね」


反省しているかのように

両手を合わせている。



「私たちは世界中のトップから

 シュリ様と理亜様の一大事には
 駆けつけるようにと

 きつく言われておりますので」



「連れてかれちゃったアイツ
 柊真って言うんだけど。

 酷いことはしないであげて。

 元カノに戻ってきて欲しくて
 ちょっと暴れちゃっただけだから」



「承知しました」



私達に一礼して

SPたちは帰って行っちゃたけれど……



ゾンビを絶滅させたシュリ君だけじゃなく

私まで守られている現実に

罪悪感が生まれてしまう。



私は大した人間じゃないのに。


日本の警備力を

私なんかに注いでくれるなんて

申し訳なさ過ぎだよ。