「理亜、目を覚ませよ。
理亜は頭がおかしいこいつに
完全に騙されてるんだ。
オマエ、どこの国の奴だよ?
金髪で赤ピンクの目なんてしやがって。
どうせパスポート偽装して
日本に入り込んだ
詐欺集団の一人なんじゃねぇの?
理亜、こんな危ない奴は
早く警察に引き渡して、俺と……」
柊真君が、私に詰め寄ってくる。
犯罪者呼ばわりされ
笑顔のままブチギレた
シュリ君はというと……
「もしもし、あっ、三ノ輪っち?
忙しいとこ、ごめんよ。
今さ、理亜の元カレに
犯罪者扱いされてるんだけど。
どうにかしてくれない?」
誰かに電話をかけ始めた。
三ノ輪っちっ?
ということは……
えぇぇぇぇ??
日本のトップ
三ノ輪 一豊さんと電話中?



