心優は僕の知らないところで、どこに何があるのかを覚えてしまうくらい怪我をしていたということ。 「はぁ……」 無意識に漏れる大きなため息が宙を舞った。 「そ、そんなため息つかなくても…」 「誰のせいだと思ってるの」 「わ、私………?」 あまりピンときていない心優は、こてんと首を傾げる。 僕はアイスバックに氷を詰めたものを、心優のおでこにくっつけた。 「ひゃっ…?!つ、冷た…」 「お願いだから、もうちょっと自分を大切にして」 ぐっと顔を寄せて言うと、心優は途端に顔を赤く染めあげた。