「っ…??!あ、歩けるからおろしてっ…!」 こんな時にまで何を言っているんだか。 心優は真っ赤な顔してバタバタと抵抗するけど、離すわけないよね。 「騒ぐと落ちるけどいーの?」 「うっ…」 「いいから黙って抱っこされてて。ちゃんとしがみついててよ」 「………」 もう抵抗する気もなくなったのだろう。 顔を隠すようにして僕の胸に顔を埋め、言われるがままにぎゅっと抱きついてきた。 っ…もう、ほんとにずるいと思う。 可愛すぎるでしょ、こんなの。