田中先生の誘導によって、まんまと頷いてしまった。
「音海ならそう言ってくれると思ったよ。廿楽も、異論はないな?」
「……………はぁ」
もう、廿楽くんは反撃の余地もないらしい。
それぞれの反応を見て、にししと笑った先生は「よし!」と思い切り私たちの背中を叩いた。
「痛っ…!?」
「そうと決まれば早速やってこい!健闘を祈る!」
ヒリヒリする背中を擦りながら、仕方なく廿楽くんと職員室を出た。
「…ごめん、廿楽くん。私といたばっかりに…」
「心優のせいじゃないでしょ。僕の日頃の行いが悪いせい」
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