「しばらく休憩にしようか」
「すみません…」
「いやいや、謝るのはこっちだから。はい、これお水ね」
「ありがとうございます…」
やっぱり断れば良かったかなぁ…。
今更ながら後悔。
でも、ちょっと楽しかったというのはもちろんある。
怖かっただけじゃなくて、スリル感とか普段味わえない感覚を体験できた。
ここまでのはもう二度と乗らない…って思っちゃうけど、普通のジェットコースターなら大好きだからね。
「廿楽くんもごめんね。挑発するようなことして…大人げなかった。反省してる」
明楽先輩は私のそばを離れて、廿楽くんの方にも行ってくれている。
「……別に。僕が決めたことじゃん。先輩に謝られる筋合いないし」
「もーこんな時にまで…ちょっとは弱音吐いたらどう?」
「絶対やだ」
「頑固だなぁ〜」
ぷいっとそっぽを向く廿楽くんと、苦笑する明楽先輩。



