屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。


心優ちゃんに酷いことをしたことへの罪悪感と、雨の中傘も持たせずに帰らせてしまったことへの後悔。



そういうのが一気に押し寄せてくる。



必ず謝ろうと心に決めて学校に向かったのが、今日のこと。



朝イチで会いに行こうと思ったのに、今日に限って色んな人に捕まった。



日頃の行いが悪かったんだろう。



女子や友達に話しかけられて、昼休みは先生に呼び出される始末。



放課後になり、やっと誰にも声をかけられず心優ちゃんの教室に向かったら。



『心優……!!』



血相を変えた廿楽くんが心優ちゃんの名前を呼んで、俺の横を通り過ぎた。



何事かと思って俺もあとを続いたら心優ちゃんが倒れていて、廿楽くんがお姫様抱っこをしているところだった。