屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。


とりあえず俺の家に連れていったのがいけなかったのかもしれない。



昼間は両親どちらも仕事だから、家には心優ちゃんと俺だけ。



好きな子が自分の家のお風呂に入ってる状況で、2人っきり。



どう考えてもおかしかった。



でも、寒そうにしている心優ちゃんをそのまま帰らせるなんて出来るわけない。



小さくくしゃみをする体を抱きしめたい衝動に何度も駆られたけど、それもグッと堪えた。



ここで信用を得ないでどこで得る?



心優ちゃんだって警戒してるはずだし、不用意に近づいたりしてこなければ大丈夫。



お風呂上がりの心優ちゃんは、そんな安易な考えを一瞬でかき消すほどに破壊力がありすぎた。



ちゃんとスウェットも渡したはずなのに、なぜか着てないし。