なんとそのまさか。
『あ、あのっ…えっと…』
気まずさ全開に戸惑っている彼女は、廿楽くんの膝枕をしていた。
今思い返すと、あのとき屋上に行ったのが運命だったんじゃないかなって思う。
そうでもしなかったら、心優ちゃんと接点を持つことさえできなかっただろう。
それくらいビビってたんだ。
ほんと、笑っちゃうよ。
それからというもの、俺は心優ちゃんをどうやったら自分のものにできるか考えた。
そこで考えついたのが、今まで俺がしてきたこと。
廿楽くんの秘密をチラつかせて、デートにこぎつける作戦だ。
廿楽くんの秘密…って言っても、ほんとに大したことないけど。
でも、本人曰くそれを気にしているらしい。
もともと言うつもりはなかったけどさ。



