一目惚れとはまた違う。
徐々にゆっくりと、それでも確実に惹かれていった。
それから、遊んでいた女の子たち全員との連絡先を全て断った。
俺の評判は他学年にも広がっている。
今からなんて遅すぎるかもしれない。
だけど、可能性を捨てきれなかった。
それに…彼女に声をかけるのは、どうしても勇気が必要で。
あんなに心が綺麗な子に、俺は不釣り合いだってことも自覚していたから。
少しでも早く信頼を取り戻さないと…と思っていたとき、久しぶりに屋上に行くことにした。
気分転換ってやつ。
廿楽くんがここに進学したことは少し前から知っていて、何度か顔も合わせていた。
廿楽くんは俺がいるとは知らなかったみたいで、相当嫌がってたけどね。
こんな暑い日に、まさかいるわけないよなぁと踏んで行ったのに…。



