屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。


「…わかったら、ポカリ飲んでゼリー食べなさい。栄養つけないと、治るものも治んないでしょ」



「…ありがとう若菜。それと…ごめんなさい」



そう言って謝ると、若菜は呆れ顔で笑った。



「もう謝るの禁止。早くしないと時間なくなる」



「うん」



本当に良い友達を持ったなぁって、心から思った。



若菜がここまで言ってくれたんだから、しゃんとしなきゃ。



午後の授業を乗り切ればあとは帰るだけ。



ゼリーを食べながら、もうひと踏ん張りすることを決意した。



この感じなら、なんとか大丈夫そう…と、この時は思っていた。



***



───キーンコーンカーンコーン




6限目の終わりを告げるチャイムが鳴り、クラスメイトたちはぞろぞろ帰り出す。