屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。


「…心優はさ、心優が思ってる以上に優しいの」



「……??」



急にそんなことを言い出した若菜に、首を傾げる。



それでも話し続ける若菜の話を、黙って聞くことにした。



「だからこうして心優の心配したいし、世話焼きたくなるわけ。実際、自分の昼休みを割いてまでこうしてるんだから」



若菜の話し方から、私を思ってくれているのが伝わってくる。



「…廿楽も同じ。心優の優しさとか温かさとかをもらって、返したいと思ったからこうして来てくれたんでしょ」



そう、なのかな…。



自分じゃ分からない。



でも、若菜が凄く真剣に話してくれるから。



「それを勝手に“迷惑”って決めつけないで。自分のことを大切に思う人が周りにいるってこと、ちゃんと自覚してよね」



「っ…!!」



本当にそうなのかもしれないって、思えるんだよ。