先輩の指を見ると、たしかに抹茶チョコが付いている。
そしてそれを、ペロリと舐めた。
な…っ!?
「お、これも美味しいかも」
直接的でも間接的でもないのに、なぜだかとても恥ずかしく感じる明楽先輩の仕草が妙に色っぽい。
明楽先輩の顔が無駄にいいせいで、なんてことない行動一つ一つに反応しちゃう。
「…そういえば、心優ちゃんの今日の目的は廿楽くんのことを知ることだったんだよね」
話を変えた先輩に、私もハッとした。
「そういえばそうでした…!」
「忘れてたの?」
「ワッフルが美味しすぎたんです」
「はは、なにそれ」
またもやワッフルのせいにしてしまい、ごめんねと心の中で謝る。



