「これくらい俺に出させて?今日デートしてくれたお礼だと思ってよ」
お財布をしまいながら言う明楽先輩に、「いやいや!」と言い返す。
「そ、そんなの悪いです!」
「じゃあその分、心優ちゃんの時間もらうってことで。はい、この話はもう終了!」
「あっ、待ってくださいよ…!」
まだ話は終わっていないのに歩き出してしまった明楽先輩の後を追っていくと、丁度よさそうなベンチを見つけた。
「まぁまぁ、とりあえず食べよ?せっかく美味しそうなのに冷めちゃうよ?」
「…はぁ。ちゃんと後で返しますから」
「心優ちゃんも頑固だね〜」
「先輩ほどじゃないです」
そうして私たちはワッフルを口にした。



