「今日もまた一日が始まる」

そうベッドに寝転びながら呟く

俺の人生はいつも他人によって描かれているんだと思いながら常日頃から生きている男子高校生 坂下 一輝

小夜「早く準備してよ!!一輝!」

毎朝、俺の家に来ては一緒に登校しようとしてくる幼なじみみたいなものがいる名前は神崎 小夜

一輝「わかったから大きな声を出すな!すぐに行くから」

いったい何が良くて俺なんかと登校するのか分からない。

小夜「ねぇねぇ今日帰りにさぁクレープ食べに行こうよ!!」

一輝「なんでまたクレープなんか、まぁいいけどさぁ」

小夜「やったぁ!約束だかんね!!」

一輝「わかったよ、」

またしてもこれだ小夜はいつも俺なんかとどこかに行きたがる他に友達がいないわけではないのに

洋二「よ!おふたりさん毎朝仲がいいねぇ!まるで夫婦見てぇだぞ」

こいつは俺と友達でいてくれて誰とでも仲良くなれる男 名前は前川 洋二

一輝「俺が旦那なんて可哀想だやめてやれよ」

いつもいつも洋二はありえないことを言ってからかってくるがこれが今の流行とかなのだろう

小夜「またそうやって人の気も知らずに」

小夜がまた何か言っているが聞こえない余程俺なんかと夫婦にされるのが嫌なんだな

美波「ふふ、今日も3人は楽しそうね。私も話に入れてくれるかしら」

彼女は小夜の1番の友達であり頼りになるやつだ 名前佐藤 美波

毎朝なんやかんやありながらこの3人と登校している

正直俺はこんなすごいやつらと一緒に登校してもいいのかと思っている

美波「なんの話しをしてたの?」

洋二「あー、こいつらがふう」

一輝「小夜が!クレープに行きたいだとよ!」

危ないさっきの洋二の話で今小夜は機嫌が悪いんだその話はなるべくして欲しくはない

洋二「クレープ?お!なんだいいなぁ今日は部活もないしいこうぜ!!佐藤もいこうぜ!!」

美波「いいわねぇ、私も行ってもいいかしら?坂下くん、小夜ちゃん」

小夜「ダメなわけないじゃん!!みんなで行こうよ!」

洋二「よっし!一輝楽しみだな」

一輝「そうだな」

良かった機嫌はなおったみたいだ

一輝「いって」

隣を歩いていた小夜がいきなり2人には見えないように殴ってきた
意味がわからない機嫌はよくなったのではないのか

一輝「なんだよ」

小夜「なんでもないよだ!!」

これだからいやなんだ、まったく人間の感情なんてものが分からないよく俺が生活をできているものだ

これから学校に行くのが嫌になってくる

キーンコーンカーンコーン

洋二「じゃぁー!学校終わり一輝!!行こうぜ」

クラスメイト「なんだ一輝、洋二遊びに行くのか?俺達も誘えよ」

洋二「悪い今回は佐藤と神崎と一緒なんだ」

クラスメイト「なんだよお前らほんと仲良いよな、次は俺らを誘えよな」

一輝「わるいな」

俺はクラスの中でははたからみれば陽キャ?とか言うのに含まれるのであろうだがそれはクラスのヤツらが良いヤツらなだけで俺は大したことはない

小夜「みんな行こ!!」

一輝「ちょっと待てよ!」

美波「クレープ屋は逃げないよー」

洋二「俺も負けねぇぞー!!」

クレープ屋があるのは大きなショッピングモールに入っているいつもクレープを食ったり服見たり色んなことをする

小夜「ねぇねぇこの服一輝に似合うよ!」

一輝「俺には似合わないよ、俺なんかの服よりクレープいいのか?あいつら先行ってるぞ」

美波「絶対に似合うのに、ホントだ!さぁ行こ!!」

一輝「うわぁ、ちょっと腕引っ張んなよ」

小夜「遅いのが悪いんじゃん」

一輝「いや、お前が、、、」

小夜はいつも俺なんかを引っ張ってくれる
昔からだ

洋二「おせぇぞ!お前らー!!」

美波「ふふ、何食べようかな」



一輝「今日も疲れた」

俺はショッピングの後家で1人嘆いている

瑠美「兄貴ー!飯!!」

こいつは俺の可愛い可愛い妹だ
俺は決してシスコンでは無い!!

一輝「あぁ今行くよ!!」

瑠美「今日はなにしてんだ?」

一輝「あぁ小夜たちとクレープ食いに」

瑠美「いいなぁー私も小夜ちゃんとクレープ食べたい!!」

一輝「じゃぁ俺と行くか」

瑠美「キモイ、なにいってんだよ」

一輝「ははは!冗談だよ」

瑠美「小夜ちゃんの前でもそういればいいのに」

一輝「何か言ったか?」

瑠美「なんでもないよ!!ご馳走様」

一輝「なんなんだあいつ、母さんご馳走様!」

母「お粗末さま、お風呂入りなさいね」

一輝「あぁ分かってるよ」

今日も上手くやれていただろうか、最近では家の中でも自分ではいられていない気がする

一輝「死にてぇ」

そんなことをいつも呟いてる、俺はなんにもしてやれないそんな自分に腹が立っているのかただかっこつけているだけなのかも分からなくなっている

そんな中でアイツらとつるんでいていいものだろうかと考えているキモイ男なのだ俺は