彼は首筋にも噛みつくかのようにキスをしながら、遠慮なく私の服を捲り上げた。下着で隠された部分以外の素肌を彼の指がなぞるだけで、ぞくぞくとした快感が駆け巡る。
「ひっ、あ……!」
「お前がどんどん可愛くなるから、全部愛したくてたまらないんだ」
耳元でとびきり甘い言葉を囁かれ、冗談じゃなく死ぬんじゃないかというくらい心臓が激しく脈打っている。でも、泣きそうなほど嬉しい。
繰り返されるキスは徐々に甘さが際立ち、糖度が高まった頃には服が取り払われていた。エツもいつの間にか上半身が露わになっていて、綺麗に割れた腹筋やその逞しさに見惚れそうになる。
しかし最後に残ったブラも外された瞬間、私は咄嗟に胸を隠してしまった。
「や、だ……恥ずかしすぎる」
好きな人に裸を見られるのがこんなに恥ずかしいなんて。スタイルは至って平凡だし、胸もそこそこしかないこの身体で、エツは満足するんだろうか。
ふいによぎった不安を見透かしているのか、彼は口元を緩めて胸を隠す私の手をそっと取った。その手にキスをして、垂れる前髪の隙間から優しい目で私を見つめる。



