「私も、ちゃんとエツのものになりたい」
心だけじゃなくて身体も繋がって、あなたのものになれたんだって実感したい。
大好きな人を見上げて正直な気持ちを吐露すると、彼は一瞬目を丸くした後、愛おしそうな表情を浮かべた。
ただ、初めてなのに真っ昼間からするっていうのもどうなんだろう?と、はっとする。明るいと身体の隅々までよく見えてしまうのでは!?
「でも! もうちょっと暗くなるまで──」
「待てるわけないだろが」
慌てて制そうとするも、ぎゅっと眉根を寄せたエツは完全拒否。すかさず私を抱え上げるので、「ひぇっ!」と色気のない声を出して彼の首につかまった。
お姫様抱っこを実際にされると、嬉しさより自分の体重が気になっていたたまれない。が、あっという間に寝室に移動してしまい、そんなことを気にする余裕はなくなる。
キングサイズのベッドに私を下ろして組み敷く彼は、あの日以上に飢えた獣のような目をしていた。
「何年も我慢してるのに、まだおあずけするのかよ。さすがに限界」
耐えられない、といった様子で性急に唇を奪われ、荒々しいキスをする。もうなにも言えなくて、理性もどろどろに溶けていく。



