次の日、高橋くんには今までにないぎこちない態度をとってしまった。いつもなら教室や廊下ですれ違っても笑顔を見せ合うのに、どのような顔をしていいのかわからず、意識的に高橋くんを避けてしまった。自分ではなるべく自然に避けていたのだけれど、友梨ちゃんは早々に何かあったと見抜いたらしい。お昼休みになると「何かあったら話すって約束したでしょ」と、いつも一緒に食べている加菜ちゃんや奈々ちゃんに断りを入れてから、私たちは空き教室で向かい合った。
「それで? 今日の涼音ちゃんの高橋くんに対しての態度は何よ?」
座るや否や友梨ちゃんは両肘を机について顔をのせると、真面目な表情で問いかけた。
「何って……。そんなに変? 出来るだけ何もなかったように振る舞おうとしているんだけど」
「変だよ。むしろ『何かあった』っていうことを伝えているのかと思うぐらい変」
素直に全てを話した。
高橋くんが今週の金曜日には転校してしまうこと。
外国に引っ越すから、転校してしまったらもう会えないかもしれないこと。
それがとてつもなく寂しいこと。
自分の思いを伝えたけれど断られてしまったこと。
ーーでも、まだ彼のことが好きなこと。
「いつかは忘れられるのかなあ、高橋くんのこと」
弱々しく呟いた言葉に、友梨ちゃんは「忘れたいの?」と私の顔を覗き込む。
「それで? 今日の涼音ちゃんの高橋くんに対しての態度は何よ?」
座るや否や友梨ちゃんは両肘を机について顔をのせると、真面目な表情で問いかけた。
「何って……。そんなに変? 出来るだけ何もなかったように振る舞おうとしているんだけど」
「変だよ。むしろ『何かあった』っていうことを伝えているのかと思うぐらい変」
素直に全てを話した。
高橋くんが今週の金曜日には転校してしまうこと。
外国に引っ越すから、転校してしまったらもう会えないかもしれないこと。
それがとてつもなく寂しいこと。
自分の思いを伝えたけれど断られてしまったこと。
ーーでも、まだ彼のことが好きなこと。
「いつかは忘れられるのかなあ、高橋くんのこと」
弱々しく呟いた言葉に、友梨ちゃんは「忘れたいの?」と私の顔を覗き込む。



