ここが.....


   ぼくの   わたしの



         求めた  世界...........


……………


ここに   たどり着くことに人生を
           注いできた。

僕たちは頑張ったんだ。
        ようやくななみさんと逢うことが
できた。

    この想い  熱い鼓動 伝えるべき?

もういいでしょ?
      お伝えしても

      好きだから、そう.......本当に。




「ななみさん、鏡子ちゃん、
   お待たせいたしましたグランデの
        水出しアイスコーヒーです。」


「おっありがとう〜しのりさん〜♡」


『うん、ありがとう♪.......
 
おいしい.....

朝、いただいたコーヒーを思い出すなぁ

味わい深く、キレがあり、コクがある  ...!.....!

 ...........』


彼女は目尻に柔らかく皺を寄せ笑顔でそう言い、
      今日一番大きく上がった花火を
           眺めた。

ななみさんの後ろ姿は何度見ても姿勢が
麗しく
 落ち着き払った印象で
  
彼女を眺めていると花火が上がっている最中でも
ほっと一息ついてしまうかのように感じてしまう。


  

ドーーン、!!


「あっ花火最後が終わったかな?、
        すごいひさしぶりの花火
       綺麗だったね、
            ねー?」

『そう.....ね、   綺麗だった、
        少し無理しても来てよかったわ』




                   .......



                   ........




『少し疲れた...... .....
池のベンチで休むわね』







この一瞬は僕の心に刻まれた。
    原子 記憶という彼女と僕の苗木に
         深く 

   想いは     グランデより愛をこめて