あー!今のすんごい、とても綺麗だなぁ!

またあがった.....!

うちも来年こそは卒業して彼氏つくって
オフの日に花火でも一緒に来たいな〜


さてと
店も畳んだしちょっとぶらぶらでもしようかな?


おいしいもの食べたいけど、
売り上げ金に手だしたらななみさんに
しかられるし、何か食べたくなるのよねー
お店はあのままにしてリュックにタンマリ万札入ったし
このまま夜逃げして遊びにでも行きますか~!

そういえば....さっきしのりさん来たよね〜

探しに行ってみよかな??

夜店で必ずうちが購入するのは
ジャンボソーセージ❗️

仕事終わりにがっついて食べると
ハァ〜仕事終わり最高❣️
っていう気がする。

ビールもあったらなおいいけど
おじさんみたいなお腹になったらあらやだ!

さすがにしのりさんにもソーセージ食べてるところ見られたらやばいので

一気に胃のなかで流し込む

口の中にケチャップと塩っけが
残り気持ち悪くなってきた。なんか喉渇くな〜

あっ発見☺︎

「よーー!しのりさんお疲れ!」


「あれ?鏡子ちゃん!
店は終わったの?」
しのりさんも店を後片付けしてた。

でもほとんど終わっていたみたい。
       売り上げの計算してた。

「しのりさ〜ん、飲み物いただいていい?
    永次水出しコーヒーって
      看板に書いてあるよ?」

「うんいいよ」


『わたしも いただいていい?』


「わっびっくりした!ななみさんじゃん!」
いや まじで心臓とまるよ、
突然後ろから出てきたら、


「な.....ななみさん? 急いでふたりぶん
     の水出しコーヒーつくるね?」
しのりさんは慌てたように片付けて終わった
アイスボックスからコーヒーと氷を取り出して
カップを探した。でも肝心なカップは
見つかりません。奥から取り出したカップは
やや大きめなサイズ、
アイムズコーヒー基準のサイズでは
『しあわせなひととき』が送れるグランデの
大きさのよう。

『慌てなくても大丈夫よ....
ゆっくり美味しいのお願いね』

「は、、はい!、少々お待ちください、、、」


しのりさんは氷をグランデカップに一個二個三個と
ゆっくり入れると
ボトルから特製の水出しコーヒーを注ぎ
かき混ぜ棒で3回くるくるとゆっくり
まわす

「すごいね、しのりさん、様になってんじゃん」

ははは!

アイムズのうちらは久しぶりに笑ったような
気がする。
なんかよくわからないけど
しのりさんのようなおぼつかない感じの
可愛いタイプの男性を
2人で笑うとストレス発散して
一気に体調が良くなる。疲れが取れてしまう。

それだけしのりさんの存在はでかい。

「ねー、ななみさん、いったいどこに居ったん?」

『そこの池の前に座っていたら
    急に鏡子ちゃんの声がした、
振り向いたら ふたりで仲良くやってたから
          つい来たのよ』


「そーだったんだー


それって何か偶然を超えているよね


   なんていったかなそういうの
             シンクロ.....」


『ニシティ!   シンクロニシティ』


「なにそれ....シンクロ水泳?」
    

アウト〜!



しのりさーーーん!!
     わからなかったら余計なボケは
     いいよ。ここは真面目な場面だからね!

〜シンクロニシティ〜

共時性、集合的無意識、と呼ばれ

わたしたち人間は実をいうと皆、同じことを
考えている。意識している。
この場合、しのり、鏡子、ななみ、が
同じ行動をしてたまたま同じ時間帯に店を
訪れ同じタイミングで出会う。
この現象をユングはシンクロニシティと
名づけた。名前の由来は
世界大戦後の精神の患者をカウンセリングを
行っていったところ患者の皆さんに共通したのが
世界大戦前は何か大変なことが起きそうで
とても怖かった という患者があまりに多かった。
皆さん、大変なことが起きる予感と不安が
漠然とした共通にそれはあり、
無意識では何かが起きると患者は皆、予知
していた。
特殊能力や超能力では、もちろん違っていて
おとぎばなしや夢物語でもない。

研ぎ澄ました感覚ならば偶然何かが起きた
必然は誰もが体験する出来事で

あまりにも極小な確率、

量子コンピュータも再現できないほどの
確率で起こることは日々毎日起きている。
些細なことから奇跡の連続。でもそれを
偶然やランダムで片付けてしまったら、
宇宙はひとことで無意味の連続となってしまう。

想い 想いの強さは
どうやら全ての人類に共通するようだ。

やはりどれだけ人を想い、意識する、
すると意もせぬような不思議な場所
タイミングであなたと出会うことがある。

その完璧に用意された出来事をわたしたちは
シンクロニシティと呼んでいる〜〜〜