確かに最近、少し生徒の数が減ったとは思っていた。
受験シーズンが終わると必然的に生徒数は減るけど、一般生の減少も気になるところではあったのは事実で。
「翔にはそうした希望してる受験生のみ担当してもらう予定なんだ。だからまぁ、普通の講師とは違う特別枠ではあるけど...高校生を雇う許可は社長にも頂いてるし、問題ない」
「そ...ですか」
「シフト的に高崎と桜井とは被りやすいと思うから、よろしくしてやってな!」
わははと豪快に笑い、それぞれの肩を叩く長門室長。
「いて」と典型的な呟きで肩を押さえながら、ちょっと眉間に皺を寄せるその顔すら美しい。
...こうして突然現れた国宝級イケメンの男子校生は、まさかのわたしの同僚になりました。


