//魔法の生徒会室
 ジークリートが、窓の外を見ながら、久々に転生する前のことを想い出していたら、親友のルイスが生徒会室に入ってきた。
 ルイスは、1年生に転校生がやってきたことを知っているか、ジークリートに尋ねた。ジークリートは、「ああ、確か1年生を担当している先生が、そんなことを言っていた気がするな」と答えた。ジークリートは、転校生が来ることに興味は無かったし、自分と学年が違う1年生のこともあり、更に興味がなかった。しかし、ルイスの一言で興味を持つことになる。その転校生の名前は、ジークリートの亡くなった婚約者と同じ名前だった。まさか、まったく同じ名前なんて、こんな偶然あるんだろうかとジークリートは想い、転校生のことが気になるのだった。