「それってなんだか……私のこと、好き、みたい」
心からあふれたものが口から言葉になって出ていってしまった。
こんなこと、前までの私だったら絶対に言えなかった。
今でも言ってしまったことに驚いている。
顔が赤いのを隠すこともできないまま、桐谷くんと目が合う。
「そうだよ」
「え……」
「早坂のこと、好きだよ」
きらり、とまた星が輝く。
私の熱がうつったのか、桐谷くんの顔も赤い気がする。
だけどお互い目を離すことはせず、見つめ合ったまま時間が進む。
「……なあ、返事は?」
そう聞かれて心臓がまたドキッとする。
ありえない。
桐谷くんが私のこと好き?
どうしよう、嬉しい。
だって。
「……私も、桐谷くんのこと好き、です」
自分の気持ちを伝えるのはいつだって勇気がいる。
だけど伝えることができた。
だってそれは間違いなく彼のおかげだから。
私の返事を聞いて、桐谷くんは嬉しそうに笑った。
その顔に見惚れていると、そのまま近づいてきて――
ちゅっと優しくキスされた。
「上書き」
にやりと笑われて、胸がぎゅうっと苦しくなる。
桐谷くんの表情も言葉もなんだか全部甘く感じてしまう。
このままだと心臓が爆発しちゃいそうだ。
「……私、ほんとは短気でネガティブで臆病で、天使でも女神でもないけど、それでもいいの?」
「いいよ、それでも。そんな早坂だから好きになったんじゃん」
ふたりを見守っていた猫は優しい声で鳴くと、もう興味をなくしたのか、ベッドで静かに眠りについた。
それでもそんな君が好き
fin.
心からあふれたものが口から言葉になって出ていってしまった。
こんなこと、前までの私だったら絶対に言えなかった。
今でも言ってしまったことに驚いている。
顔が赤いのを隠すこともできないまま、桐谷くんと目が合う。
「そうだよ」
「え……」
「早坂のこと、好きだよ」
きらり、とまた星が輝く。
私の熱がうつったのか、桐谷くんの顔も赤い気がする。
だけどお互い目を離すことはせず、見つめ合ったまま時間が進む。
「……なあ、返事は?」
そう聞かれて心臓がまたドキッとする。
ありえない。
桐谷くんが私のこと好き?
どうしよう、嬉しい。
だって。
「……私も、桐谷くんのこと好き、です」
自分の気持ちを伝えるのはいつだって勇気がいる。
だけど伝えることができた。
だってそれは間違いなく彼のおかげだから。
私の返事を聞いて、桐谷くんは嬉しそうに笑った。
その顔に見惚れていると、そのまま近づいてきて――
ちゅっと優しくキスされた。
「上書き」
にやりと笑われて、胸がぎゅうっと苦しくなる。
桐谷くんの表情も言葉もなんだか全部甘く感じてしまう。
このままだと心臓が爆発しちゃいそうだ。
「……私、ほんとは短気でネガティブで臆病で、天使でも女神でもないけど、それでもいいの?」
「いいよ、それでも。そんな早坂だから好きになったんじゃん」
ふたりを見守っていた猫は優しい声で鳴くと、もう興味をなくしたのか、ベッドで静かに眠りについた。
それでもそんな君が好き
fin.



