♢
文化祭が終わって、クラスの打ち上げが終わって。
私は七瀬ちゃんとひまわりちゃん、瑠々ちゃんと一緒に公園のベンチに座っていた。
「はーっ、今日楽しかったなあ」
「ずっと文化祭がいい~、授業いやだあ~」
まだ文化祭の余韻に浸っているひまわりちゃんと、もう現実に帰って愚痴を吐いている瑠々ちゃん。
対照的なふたりを見て思わず笑いがこぼれる。
すると七瀬ちゃんが「ねえ」と口を開いた。
「結衣の話聞きたい」
「え?」
突然の話題に驚いて声を上げると、七瀬ちゃんが真剣な顔で見つめてくる。
「ほんとはずっと聞きたくて仕方なかったんだよね、結衣が話したいことあるって言ったときから」
そう言われて思い出した。
文化祭が終わったら話すってみんなと約束をしていたことを。
劇のことで頭がいっぱいですっかり忘れてしまっていた。
「わたしも聞きたい! なんの話?」
「えっと……」
ひまわりちゃんに聞かれて言葉に詰まる。
「大事な話?」
「あ、ううん、そんな大したことじゃないんだけど……」
そう言いかけてやめる。
そして勇気を出して顔を上げた。
文化祭が終わって、クラスの打ち上げが終わって。
私は七瀬ちゃんとひまわりちゃん、瑠々ちゃんと一緒に公園のベンチに座っていた。
「はーっ、今日楽しかったなあ」
「ずっと文化祭がいい~、授業いやだあ~」
まだ文化祭の余韻に浸っているひまわりちゃんと、もう現実に帰って愚痴を吐いている瑠々ちゃん。
対照的なふたりを見て思わず笑いがこぼれる。
すると七瀬ちゃんが「ねえ」と口を開いた。
「結衣の話聞きたい」
「え?」
突然の話題に驚いて声を上げると、七瀬ちゃんが真剣な顔で見つめてくる。
「ほんとはずっと聞きたくて仕方なかったんだよね、結衣が話したいことあるって言ったときから」
そう言われて思い出した。
文化祭が終わったら話すってみんなと約束をしていたことを。
劇のことで頭がいっぱいですっかり忘れてしまっていた。
「わたしも聞きたい! なんの話?」
「えっと……」
ひまわりちゃんに聞かれて言葉に詰まる。
「大事な話?」
「あ、ううん、そんな大したことじゃないんだけど……」
そう言いかけてやめる。
そして勇気を出して顔を上げた。



