騎士団長様が加わってから、氷結ベリーの収穫はどんどん進んで、あっという間に籠は青い氷のように輝く果実で山盛りになった。 「わあ! 宝石みたい」 「青色の宝石……」 物憂げに果実を見つめる騎士団長様は、もしかしたら私にまた何か贈ろうとしているのだろうか。 もう、クローゼットルームは満タンになってしまった。身体はひとつ、これ以上貰ってもつけるタイミングがない。