【書籍化・コミカライズ】鬼騎士団長様がキュートな乙女系カフェに毎朝コーヒーを飲みに来ます。……平凡な私を溺愛しているからって、本気ですか?


 抱きしめたままだったクマのぬいぐるみが、騎士団長様に掴まれて脇に置かれる。

「はぁ。クマのぬいぐるみにすら嫉妬するなんて重症だ」
「……騎士団長様も冗談を言うことがあるのですね」
「残念ながら本気だ」
「……え?」

 横目に見れば、夢だったのではないかと思っていたプレゼントの山は、まだそこにある。
 妖精が、騎士団長様の頭から離れて、興味深そうに大きな箱の上で羽を休めた。

「開けていなかったのか」

 そこで肩を落とされても困ります。
 騎士団長様は、限度というものを知らないのですか?
 少しだけそんなことを言いたくなってしまう。