ずっと一緒にいたのだから、前々から用意してくれていたのだろう。
その時は、それで片付けた。
部屋に戻った私は、鏡の前で小さな髪飾りをいろいろな角度から何度も眺めた。
キラキラ輝くそれは、高級な石が使われているに違いない。
けれど、その小ささからものすごく高いというわけでもないだろう。
お揃いの品物をお願いしたのはいいけれど、騎士団長様の隣に立つのにふさわしい装いはとても豪華で高いものばかりなのではないかと密かに不安に思っていた私は、ほっと息をついた。
――――問題だったのは、そこからだ。
私は、昼食を軽くすませて、騎士団長様の部屋の隣に用意してもらった部屋へと戻る。
そして、開ききらない扉を不思議に思いながら部屋の中に入り呆然とした。
「…………」
そこには、ドアが開かないほどのたくさんの贈り物の山があった。


