少し薄暗い空間の中でも、艶やかに光を宿す、暮れかけた空と同じ紺色の髪。
振り返れば、瞳に焼き付いて離れない金色の瞳。
通常であれば、病的に見えてしまいそうな、青白い肌も、神秘的にしか見えない。
だぶだぶの服を着たまま、美少年になってしまったオーナー。
あいかわらず、人外の美貌が放つ輝きが、まぶしいです……。
胸を押さえて地面に膝をついたオーナーは、ひどく苦しそうだった。
「オーナー!!」
「リティリア……? ぐっ、どうして、こんな時に、いつも君は現れるんだろうね」
「そんなこと言っている場合では、ないでしょう!?」
周囲を見渡せば、逃げ遅れたのか、好奇心なのか、まだ5人ほど妖精が残っている。
「……リティリア、このままいれば、そのうち治まる」
「こんなに苦しそうなのに、放っておける訳がないでしょう!!」
私の瞳は紫で、妖精たちはこの色が大好きだ。
オーナーによると、妖精が好きな魔力の色らしい。


