「________これから、俺のお城に来て。案内してあげる」

「え、いいの?」

「もちろん。だって、俺達付き合ってるんだからさ」

「うん!分かった」


まだ、何時限目も残っているけど私と美凪くんは、学校を後にした。



🏰🏰🏰🏰



「________え!ここが、美凪くんの城?!」

「うん。取り敢えず、行こう」


私の前には、大きな黒い城が森の中に建てられていた。

「本当……すごい」

そういいながら、私は美凪くんの隣を歩く。



だけど、この先……知らなきゃ良かった______。



美凪くんには、……私より、いい人がいた事を。