今日も今日とて、朔間先生を追いかけてるまゆり
話しかけても、話しかけても返ってくる言葉は、必ずと言っていいほど、とても冷たい氷のような声
「なんだ、俺にばかり話しかけて。
立川さんは勉強はできる方なんだから、
俺に話しかけなくてもわかるでしょう?」
先生に話しかけてるのは勉強のことだけじゃないって、何度言えばわかるのだろう?
「違うよー!先生と話したいの!
先生も先生だから勉強のことしか頭にないんですね
だから、みんなからブリザードティーチャーなんて言われるんですよ?
えっ?自覚ありました?すみませんでしたー!」
「まだ何も言ってないでしょう?さっ、授業始まるから、教室戻りなさい
遅刻すれば相田先生から怒られるのはあなたんですよ?」