先生…好きです



「京佳ちゃん、お待たせ、ごめんね、少しお母さんと話し込んじゃってた」

「だろうと思ったー。さっいくよー!

ラストの高校へ」

と、京佳ちゃんは、私の左腕に自分の腕をからませた

そうか、もうラストなんだよね

既に泣きそうだ

そして、私の家から歩いて10分後

通い慣れた杉咲花高校に着いた


「えーと〜クラス表はーと。同じクラスだったらいいのにね」

「だね!」

私と京佳ちゃんは、ドキドキしながら掲示板へと足を進めた

『同じクラスで、ありますように』

私と京佳ちゃんは、手と手を擦り合わせて、

同じクラスで、ありますようにと願った