「それで、まゆ、これからどうするの?今日も親御さんいないんでしょ?

たまにはうちに泊まりに来たら?」

親父さんはまだ海外で仕事してるのか

今の母親は、高級ホテルで一流シェフとして、働いてるのか

エリートじゃねえか

「んー、そうだな。

あ、それで化学準備室に来たの忘れてた。

今日、京佳ちゃんの家に泊まる予定なんだ。

だから一緒に過ごせないや。ごめんね、朔間先生…」

天明屋の前では、朔間先生になるまゆ。

「わかった、天明屋と楽しんでこい。お前らは明日から春休みなんだから、楽しめよ、でもハメ、外しすぎるなよ。そして、何かあったら電話してこい。わかったな?」

『はーい。分かりましたー!朔間先生〜』

またこれは2人揃って、喋るから俺はツボに入る寸前だ