「いやー?知らないな。」

「えー、1階から4階まで探したのに?

仕方ないなぁー、もう1回探すかー。先生、ありがとう」

フゥ、何とかこの場をしのげた

生徒に嘘つく悪い俺のことは嫌ってくれていいから。

今だけは、俺とまゆだけの世界に居させてくれ

ガラッ

「あれ?まゆ?」

そういえばさっきまでいた、まゆの姿が見当たらない

俺はとりあえず、ドアとカーテンを閉めると

まゆを探す

「まゆー?どこいった?」

「ばぁ!!」

「うぉっ、びっくりした!机に隠れてたのか?」

机の下からひょこっと顔を出したまゆ。