私はいつも、化学準備室に着くと辺りを見回す
なんでって?先生と一緒にいるところ見られたら退学になるかもしれない
だったら、会うなって話だけど、学校でコソコソ先生と会うのが好きでね?
誰も居ないのを確認してから
今日も戸惑うことなく、化学準備室のドアを開ける
ガラッ
「唯牙〜!?」
ピシャッ
シャッー!
私がカーテンを引くとあたりは真っ暗に
「あー、来たか。よかった!まゆ、どうした?」
「あのね?聞いて欲しいことがあるんだ」
「あぁ、いい話か?聞こう」
「あのね……。」
私は先生の耳元で呟く
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