No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。

 ゲーム・・・。

 僕は、キャラ的に結構配信したりするけど、夕凪はやってるの見たことない。

 確かに、面白そうではあるけど。

 「瑠衣くんできるの?てか、やって大丈夫なの?・・・設定的に」

 「ふふっ、大丈夫だよ。下手すぎて、隆くんの足ひっぱちゃうかもしれないけど」

 それから2人で配信を始めた。

 『え!?神だけど・・・珍しいね』

 『夕くんできる〜?(笑)』

 「あはは、牡丹くんの足手纏いにならないように気をつける」

 「ふっ、圧倒してやる」

 

 ____

 ピンポーン

 「あ?荷物?・・・ちょっととってくるわ」

 「はーい」

 こんな時間に荷物?

 頼んだっけ?

 瑠衣くんに微笑んで、玄関に行く。

 


 「はぁ・・・。時間選択してなかったな」

 気をつけよ。

 自分の部屋を開けて、荷物を置く。

 「ちょっと遅いね。みてくるね」

 瑠衣くんの声が聞こえた。

 ちょっと待って・・・!

 「牡丹くん?大丈夫・・・?」

 「あッ・・・」

 「・・・・・・え?」

 ま、ずい。

 僕の部屋を見て驚愕している瑠衣くん。

 「な、に、これ・・・」

 そうなるのも当然だ。

 だって僕の部屋には、美紅の写真がたくさん貼ってあるから。