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「え!……あのセクシーナイトウェア作戦もダメだったの?」
「うん……」

決死のお色気作戦決行から、数日後のお昼どき。

学生時代バイトをしていたカフェのすぐそばにある、大道寺ハウジングホールディングス本社ビルのレセプションカウンター。

同じシックなブレザー制服と帽子に身を包んだ、同僚のメアリーの潜めた声にコクリと頷いた。

「隼人さんの気持ちを疑うわけじゃないんだけど……やっぱり私が、子供過ぎて相手にならないのかなぁ…。そろそろ自信なくなってきた」

「何言ってるのよ、見るからにミナにしか眼中にない男じゃない! きっと、ハヤトにはなにか理由があるのよ」