カルヴァドスの母が父に嫁いだのは九歳の時、誰よりも長く連れ添い、増えて行くばかりの妻に耐え続けているのは、長男であり、正妻の息子であるカルヴァドスが跡継ぎになることが約束されているからだ。
そして、アイリーンを妻に迎えるには、その母の夢を叶え、大人しく父の跡継ぎとなるしか道はなかった。
(・・・・・・・・姫さんと俺の子供って、ヤッパ姫さん似の可愛い子になるのかな? 姫さん似の色白に、俺の黒髪も悪くないけど、褐色の肌にストロベリーブロンドも悪くないよな。まあ、きっと、どっちも滅茶苦茶可愛くて、父上も母上も、抱かせろ抱かせろって、大はしゃぎだろうな・・・・・・・・)
思いっきり妄想を膨らませてから、カルヴァドスは現実に引き戻された。
今のままでは、どうあがいてもアイリーンはパレマキリアのダリウス王子と結婚し、カルヴァドスは好きでもない何処かの貴族の娘を山ほど押しつけられるのが関の山だからだ。
(・・・・・・・・ああ、めんどくせー。王族も貴族も、結婚結婚って、好きな者同士結婚させてくれりゃあ良いのに。あー、エイゼンシュタインが羨ましいぜ。あ、でも、そーいや、あそこの王子、とうとう見合いすることになったとか、噂になってたな。やっぱ、王族に自由恋愛はないか・・・・・・・・)
カルヴァドスはため息を付くと、速度を緩め、宿の前に止まった馬車から降り、料金を払ってから宿の部屋へと戻った。
そして、アイリーンを妻に迎えるには、その母の夢を叶え、大人しく父の跡継ぎとなるしか道はなかった。
(・・・・・・・・姫さんと俺の子供って、ヤッパ姫さん似の可愛い子になるのかな? 姫さん似の色白に、俺の黒髪も悪くないけど、褐色の肌にストロベリーブロンドも悪くないよな。まあ、きっと、どっちも滅茶苦茶可愛くて、父上も母上も、抱かせろ抱かせろって、大はしゃぎだろうな・・・・・・・・)
思いっきり妄想を膨らませてから、カルヴァドスは現実に引き戻された。
今のままでは、どうあがいてもアイリーンはパレマキリアのダリウス王子と結婚し、カルヴァドスは好きでもない何処かの貴族の娘を山ほど押しつけられるのが関の山だからだ。
(・・・・・・・・ああ、めんどくせー。王族も貴族も、結婚結婚って、好きな者同士結婚させてくれりゃあ良いのに。あー、エイゼンシュタインが羨ましいぜ。あ、でも、そーいや、あそこの王子、とうとう見合いすることになったとか、噂になってたな。やっぱ、王族に自由恋愛はないか・・・・・・・・)
カルヴァドスはため息を付くと、速度を緩め、宿の前に止まった馬車から降り、料金を払ってから宿の部屋へと戻った。



